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ネットのインチキ広告にご用心、課金サイトやアプリの罠 [トラブルの予防]

 Webサイトの閲覧中に突然、「おめでとうございます」とか「ウイルスに感染しています」といったメッセージが表示されることがある。初めて遭遇した時には、誰もが一喜一憂してしまうその元凶は、広告に紛れて配信されてくるインチキキャンペーンだ。

■当選詐欺――サイト閲覧中に「おめでとうございます」

 Webサイトの閲覧中に「おめでとうございます」というメッセージが表示され、アンケートに答えるとiPhoneがもらえるなどと言われたら要注意だ。鵜呑みにすると有料サイトに登録され、毎月の課金が待ち受けているかもしれない。

 ケイ・オプティコムは6月20日、ブラウザやポップアップで、同社をかたる当選サイトが表示される事例が確認されているとして注意を呼びかけた。今年4月には、日本郵便からも同様の注意喚起が出ているが、勝手に名前を使われているだけで、各社とは無関係に行われている、いわゆる当選詐欺の一種だ。真に受けてアンケートに答えていくと、最終段階で個人とクレジットカード情報を要求される。賞品を獲得したかのように見せかけて、有料サイトの試用期間に登録させようとしているのだ。

 登録させようとしているのは、試用期間中は無料で、その間にキャンセルしなければ自動的に有料サービスへと移行するという、よくあるパターンのサイトだ。試用期間はおおむね数日で、その後は毎月数千円の会費が登録したクレジットカードから引き落とされることになる。

■感染詐欺――サイト閲覧中に「ウイルスに感染しています」

 「ウイルスに感染しています」というメッセージもしばしば表示され、ユーザーを慌てさせる。真に受けて指示に従うと、アプリをインストールさせられ、課金が待っていることもある。

 ファイル転送サービス「ギガファイル便」の公式ツイッターは6月20日、「お使いのシステムは3件のウイルスに感染しています」と表示されたMacのブラウザ画面を掲載して、注意を呼びかけた。同サービスのサイトに配信しているいずれかの広告が原因で、このようなメッセージが表示されているとして、同社はその後、全ての広告の配信を一時停止した。

 偽の感染メッセージを表示するアプリの押し売りは、閲覧者のアクセス環境に合わせて表示しているので、Macに限らず、Windows、iPhone、Androidいずれでも発生する。MacやWindowsでは、それぞれのセキュリティソフトらしきもののダウンロードサイトに。iPhoneやAndroidでは、公式ストアの特定のアプリへと誘導する。

■対処法――「広告そのものを止める」という荒業も

 当選詐欺や感染詐欺のインチキ広告は、その他の広告に紛れてある日突然配信されて来る。スポンサーが広告を出稿しているとは限らず、アフィリエイト目的で誰かが出稿している可能性もある。いずれにせよ悪質な存在なのだが、一向に止む気配はなく、何年にも渡って延々と続いている。詐欺まがいの怪しい広告は、無視してページを閉じればよいのだが、端から広告そのものを止めてしまうという荒業もある。

 iPhoneとAndroid用のMicrosoft Edgeは、今月から広告をブロックする「Adblock Plus」が標準で付属するようになり、[設定]メニューの[コンテンツブロッカー]でオンオフできるようになった。他の主要なブラウザは、アドオンや拡張機能という形で同種の機能を追加することができる(Android版のGoogle Chromeは拡張機能をサポートしていない)。ブラウザの拡張機能は、一歩間違えると危険なものを追加しかねないが、検討してみると良いだろう。

(2018/06/28 セキュリティ通信)

【関連記事】
・弊社をかたる不正な当選サイトについて(eoネット)
http://support.eonet.jp/news/669/
・弊社をかたる不正な当選サイトについて(mineo)
https://support.mineo.jp/news/706/
・ギガファイル便公式ツイート
https://twitter.com/GigaFile_TV/status/1009292364240674816

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