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インターネットでトラブルにあうシニアが増加、60代で顕著(国民生活センター) [インターネット]

国民生活センターは8日、60歳代を中心としたシニア層から、インターネットを利用したコンテンツの料金請求に関するトラブルやインターネット通販に関する相談が多く寄せられているとして注意を呼びかけた。

国民生活センターによると、全国の消費生活センター等に寄せられる相談のうち、契約当事者が60歳以上である相談の割合は2011年度以降、毎年3割を超過しており、2015年度(約34%)は、5年前の2010年度(約29%)の約1.2倍となった。

■「アクティブシニア」の消費活動活発化でトラブルも増加

 相談内容は、5年前と比べて大きな変化がみられる。金融商品の「劇場型勧誘」等の不意打ち的な勧誘に関するトラブルが減少し、自発的に取引を行う通信販売に関する相談が増加した。さらに、シニア層のどの年代においてもアダルトサイト等のデジタルコンテンツや、光ファイバー、携帯電話サービス等、情報通信関連の相談が増加しており、特に60歳代での増加が顕著だという。

 これらの変化の背景として同センターは、通信端末やインターネットを使い積極的に消費活動をしている「アクティブシニア」の増加を挙げている。7月に総務省が公表した「平成27年通信利用動向調査の結果」によると、60歳代で76.6%、70歳代で53.5%がインターネットを利用しており、利用率は増加傾向にある。このことから国民生活センターは、知恵や経験を豊富に有し行動的な「アクティブシニア」の消費者トラブルは今後も増加していくとみている。

■ネット通販、架空請求、ポルノ・風俗、ワンクリック請求等が上位

 2015年度に寄せられた契約当事者が60歳以上の消費者トラブルについて、年代別に相談内容を見ると、60歳代はインターネット通販、架空請求、ポルノ・風俗、ワンクリック請求、迷惑メールの相談が多い。70歳代でも同様の相談が見られるが、80歳以上になると極端に減少する。「判断不十分者契約」は80歳以上では上位にあるが、60歳代と70歳代では上位にない。

 寄せられた相談の例も挙げられている。情報通信関連のトラブルでは、アダルトサイトから料金を請求され、ネット検索した探偵業者と契約したが断りたいという60歳代男性のケース、料金節約のためスマートフォンを解約してフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)とタブレット端末を契約したが、無料通話ができなくなったため元の契約に戻したいという60歳代女性のケース、インターネットで海外ホテルの予約やキャンセルを何度かしたら、クレジットカードに複数の請求がきてしまったという70歳代男性のケース、知らない間に光回線の契約先が聞いたことのない事業者に変更されていたため、元に戻してほしいという80歳代男性のケースが紹介されている。

■消費者へのアドバイス

 同センターは、60歳以上の消費者に対し、インターネットのトラブルについて対処法などの情報収集を積極的にすることや、自分だけで判断せず、すぐに周囲の人や最寄りの消費生活センターに相談することをアドバイスしている。
 また、シニアの消費生活や通信利用状況には大きな個人差があるとして、60歳以上の消費者の周囲の人に向け、生活や言動、態度等の変化に気付いたら本人に声をかけることや、トラブルや被害にあっているとわかったらすぐに消費生活センター等に相談することを呼び掛けている。

 相談したいときは、消費者ホットライン:局番なしの188(いやや)に電話すると、住んでいる市区町村や都道府県の消費生活センター等を案内してもらえる。
 また、同センターでは「今、どんな手口で勧誘が行われているのか」「どんな製品事故が発生したのか」などを知らせる、高齢者と障がい者を対象にしたメールマガジン「見守り新鮮情報」を配信している。同じ内容のリーフレット版もあり、こちらはイラスト入りで大きな活字が使われているため、小さな字を読むのがおっくうになった方でも目を通しやすいだろう。下記関連URLに、情報通信関連のトラブルを取り上げたリーフレットと、消費者ホットライン=188のリーフレットを挙げておく。

■「60歳以上の消費者トラブル110番」が9月15日、16日(金曜)に

 国民生活センターでは、60歳以上の消費者トラブルの最新の状況を分析・把握するため、敬老の日を迎える前の9月15日、16日に「60歳以上の消費者トラブル110番」を実施し、集中的に相談を受け付ける。家族や周囲の人からの相談も受け付ける。

・アクティブシニアのトラブル増加!-「60歳以上の消費者トラブル110番」を9月15日(木曜)、16日(金曜)に実施します(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/info/data/in-20160907.html

(2016/09/13 セキュリティ通信)

【関連URL】
・60歳以上の消費者トラブルの変化と実態-インターネット等も利用するアクティブシニアのトラブルが増加!-(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160908_2.html
・平成27年通信利用動向調査の結果[PDF](総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/160722_1.pdf
<見守り新鮮情報リーフレット:国民生活センター>
・消費生活相談は「188」へ![PDF]
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen225.pdf
・インターネットでの旅行申し込みはよく確認を[PDF]
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen227.pdf
・歌手の動画を見るつもりが、アダルトサイトから登録料金の請求[PDF]
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen222.pdf
・利用した覚えのない請求は支払わずに無視しましょう![PDF]
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen219.pdf
・電子マネーで支払わせるアダルトサイトの請求[PDF]
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen211.pdf